信徒神学校 第29期 特別講演会
改正される祈祷書 ―その理念・背景・実際―
講師 司祭 市原 信太郎 師 （中部教区・現在東京教区出向）
2016年に祈祷書改正委員会が設置され、本格的な改正作業がスタートしてから早8年ほどが経過しています。「まだ出ないのか」「どうなってるのか」という、ご質問のようなお叱りのようなお声をよく頂戴します。
2023年6月の主教会で、祈祷書改正についての基本的な方針の承認をいただき、改正祈祷書はようやく少しずつ具体的な形へと動き始めています。まだ十分に検討されていない事柄も含め、現状報告のような形のお話しと、そもそも祈祷書改正とは何か、というあたりの基本的な事柄とを合わせて、時間の許す範囲でお話しできればと思っています。
講師プロフィール
1964年福岡県生まれ。小学校入学から大学卒業までの期間を東京で過ごし、長野県の電子機器メーカーにエンジニアとして10年間勤務の後、中部教区より聖職志願。2003年聖公会神学院卒業、Church Divinity School of the PacificPacific（米国）修士課程修了。2005年司祭叙任。現在、祈祷書改正委員会実務担当者、松本聖十字教会管理牧師、大森聖アグネス教会協力（定住）。聖公会神学院及び立教大学・大学院非常勤講師。国際典礼学会（Societas LiturgicaLiturgica）会員。
