【教区主教メッセージ】『礼拝指針』改訂版(2020年5月25日)

横浜教区 信徒の皆さまへ

礼拝指針(改訂版)

 主日礼拝の再開を見据えて、新型コロナウィルスの感染拡大に対応するため、横浜教区における礼拝指針(3月30日)の改訂版を作成しました。基本は、従来通り、以下の3つです。
① 換気の悪い密閉空間をつくらない
② 多くの人が密集しない
③ 近距離での会話や発声を避ける
礼拝再開にあたり、どうぞこの趣旨をご理解いただき、以下の指針に充分ご留意ください。なお、状況の変化により、主教と当該教会牧師が協議の上、個別に礼拝を休止とする場合があります。

  1. 礼拝時間は45分程度を目安に時間短縮に心掛けてください。また、聖歌を歌う場合は2曲程度にとどめて発声は半分程度とし、あとは奏楽のみとしてください。
  2. 体調不良、特に咳や熱などの症状がある場合(ご家族に同様の症状がある場合も含む)は、礼拝出席をお控えください。また、感染した場合に重症化するリスクの高い方は礼拝の出席を控え、どうぞ家に留まってお祈りください。
  3. 礼拝出席にあたっては、体温が平熱(目安として37.5度以下)であることを確認の上、必ずマスクを着用し、アルコールで手指を消毒してください。
    ※平熱は個人個人で異なりますから、37.5度に限らず、明らかに平熱よりも高い場合は、礼拝出席をお控えください。
  4. 聖堂内は十分な換気を行ってください。会衆席(椅子)や礼拝用書など礼拝出席者が触れるものは適切に消毒し、清潔に保ってください。
  5. 会衆席は一列おきに着席するなど、礼拝出席者同士の十分な距離が保てるように整えてください。ただし、礼拝に介助が必要な方はその旨お申し出ください。また、同居の家族は他の会衆と十分な距離をとった上で隣り合って座っていただいても構いません。出席者は最大で会衆席収容定員の半分までに制限し、席が確保できないことによる立った状態での出席はお控えください。それよりも多くの出席が見込まれる場合には、礼拝の回数を増やす、地域分けをするなどの工夫をしてください。
  6. 聖水盤の使用はお控えください。また、教会備え付けの共用の礼拝用書の使用も極力控え、必要な場合は使い捨ての印刷物を準備するなどの工夫をしてください。
  7. 平和の挨拶は会釈とし、握手など身体の接触の伴う方法はお控えください。
  8. 信施(献金)は、礼拝中に集めるのではなく、箱やお盆などを用意しておき、礼拝前にお献げください。
  9. 二種陪餐は司式者のみとし、他の礼拝奉仕者を含む会衆は一種陪餐を厳守してください。会衆は十分な距離を保って一列で聖所に進み、マスクを外してから御体を両手で受け、口にお運びください。
  10. 礼拝終了後は、密集、密着を避けるため立ち話などを避け、速やかに解散してください。
  11. 感染の拡大が終息するまでは、愛餐会を中止してください。
  12. オールターギルド、サーバーなど祭壇奉仕者は、各準備の前後に手指の消毒を徹底してください。
  13. 会計担当者は、会計処理の際、手指の消毒を徹底してください。
  14. 会衆席や礼拝用書など出席者が使用した物品、またお手洗いなどの共用スペースでは、ドアノブや手すりなどの手が触れる場所は、礼拝後速やかに消毒してください。また、聖具・聖布類の消毒も同様にしてください。
  15. 教役者が体調不良など万一の場合に備え、朝の礼拝やみ言葉の礼拝に移行することができるよう各教会でその対応を予め決めておくようにしてください。
  16. 皆さんとそのご家族に感染者が出た場合は、必ず牧師に連絡してください。
  17. 使い捨ての手袋を用意し、適宜、着用するとよいと思います。

 皆さんの上に、主の慰めと励まし、平安が豊かにありますように。また、感染拡大の一日も早い収束と、感染された方々の快復、医療従事者の働きのためにお祈りいたします。

主にありて

2020年5月25日改訂

横浜教区主教
主教イグナシオ入江 修

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