安房大貫キリスト教会

所在地・連絡先

295-0013
南房総市千倉町大貫336
tel:館山聖アンデレ教会(0470-22-1357)まで

礼拝時間

主日(日曜日)

第二・第四・第五日曜日 聖餐式 8:30

教会紹介・沿革

安房大貫キリスト教会は日本聖公会では数少ない農村に設立された教会です。

安房大貫での宣教は日本聖公会宣教の初期にあたる明治15年に始まりました。当時、横浜港が開港されたことによる伝染病の流行にこの小村も冒されておりました。築地にあった聖パウロ教会から大貫村出身の高橋久平が派遣され医療を伴った伝道活動が大貫でのキリスト教の始まりでした。
まだ江戸時代の面影が色濃く残っていた明治10年代には医療が在来信仰と結びついており迷信に基づく民間治療が行われていました。村の人々に近代的な医療を伝えるためには同時に迷信からの啓蒙が必要でした。

明治22年には名医と評判が高かった築地聖パウロ教会信徒である伝道師泰呑舟が大貫村に移住し医療伝道を開始しました。師は大貫村を中心に近隣の村々へ足を伸ばし各地で説教会と医療奉仕を行いました。大貫では在来信仰である社寺側からの迫害を受けながらも次第に信徒が増えていき明治45年に安房第一基督教会が設立されます。
教会設立後大正2年に礼拝堂が完成をしますが、大正12年の関東大震災によって崩落してしまいました。現在の建物は昭和2年に復興した2代目の礼拝堂になります。同年教会名を安房大貫基督教会に改名をして現在に至ります。

戦争中は社寺及び官憲から有形無形の迫害を受け、キリスト教会合同に従い一時的に日本基督教団に所属したこともありました。戦中の困難な時期においても教会は大貫区の聖公会教徒によって守られました。1941年(昭和16年)から赴任した粕谷常吉司祭は大貫に定住し農業によって自給しながら半世紀以上にわたり伝道と牧会を続けました。

現在の安房大貫キリスト教会は小さな群れでありますが、毎月第二日曜日と第四・第五日曜日の午前8時半から聖餐式をお献げしております。どうぞお越し下さい。

教役者

管理牧師: 司祭 トマス 吉田よしだ 仁志ひとし(館山聖アンデレ教会)