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欅の坂みち 2025年5月
欅の坂みち 2025年5月 +主教イグナシオ 東京でソメイヨシノが満開になったのですが、4月を目前にした今日は真冬並みの寒さで、冷たい雨もパラパラと降って来ました。 明日からは4月、希望に胸を膨らませている子どもたちや青年も大勢いることでしょう。 ... -
イースターメッセージ「あなたがたも自分は罪に対して死んでいるが、キリスト・イエスに結ばれて、神に対して生きているのだと考えなさい。」
主教 イグナシオ 入江 修(ローマの信徒への手紙 第6章11節) 復活前夕にささげられる礼拝(イースター・ヴィジル)の中にある黙想のための聖書は、天地が神のみ心に適うものとして造られ完成されたにも拘らず、造り主である神のみ心に背き、食べては... -
欅の坂みち 2025年4月
欅の坂みち 2025年4月 +主教イグナシオ 2月末、主教館の庭にある梅の花が開き始め、気温は5月並みにもなりましたが、3月に入って今日と明日は関東でも雪の予報となり、季節は行きつ戻りつしながら少しずつ春へと向かっているようです。 次の主日の準... -
「主イエスの生き方と死に方」復活前主日
司祭 サムエル 北澤 洋(ルカによる福音書 第23章1節―49節) 「復活前主日」は、伝統的に各福音書の受難物語が朗読されます。本日の箇所はルカ福音書の受難物語です。 イエス様は、二人の犯罪人とともに「されこうべ」と呼ばれる所まで来て、十字... -
欅の坂みち 2025年3月
欅の坂みち 2025年3月 +主教イグナシオ 主教巡杖では、日曜日の朝、或いは場所によっては土曜日に前泊となり、多くの車や列車の乗客といっしょに行動することになります。殊に車は、コロナ禍を除いて、特に帰路の渋滞に巻き込まれることが少なくありま... -
「3つの誘惑」大斎節第1主日
司祭 ラファエル 宮﨑 仁(ルカによる福音書 第4章1節-13節) 新しいイスラエルの民とは、救い主なる神でおられるイエス・キリストを信じる人々のことです。イエス様は新しいイスラエルの民のために古いイスラエルの民やモーセが受けたことを3つの誘... -
欅の坂みち 2025年2月
欅の坂みち 2025年2月 +主教イグナシオ 昨年の元旦は、夕方に起きた能登半島地震によりお祝い気分はいっぺんに吹っ飛んでしまいました。更に9月には、そこに追い打ちを掛けるように豪雨が襲い、状況はますます悪化してしまいました。 未だ思うように... -
「献げることがもたらす喜び」被献日
司祭 サムエル 小林 祐二(ルカによる福音書2:22-40) 12月25日に降誕日を祝ったわたしたちは、40日後の2月2日に被献日を迎えます。祈祷書2ページには「次の祝日は主日に優先して守る」とあり、そのなかにこの被献日があります。今年は2月2日が主日で... -
欅の坂みち 2025年1月
欅の坂みち 2025年1月号 +主教イグナシオ 聖堂の真ん中には、至聖所から入口まで赤い絨毯じゅうたんが敷かれています。それは、十字架上で私たちの罪を贖う犠牲となってくださったイエスさまの血を表しています。 聖堂は毎週、信徒の皆さんが交替で... -
クリスマスメッセージ「御子は、神の栄光の反映であり、神の本質の完全な現れ」降誕日
主教 イグナシオ 入江 修(ヘブライ人への手紙1章3節) 1年で夜の訪れが最も早いのは、実は、冬至(12月21日頃)よりも少し早い11月の末から12月の初め頃の時期です。なぜかというと、それは、「地球が太陽のまわりを回る面(公転面)に対して自転の... -
欅の坂みち 2024年12月
欅の坂みち 2024年12月号 +主教イグナシオ 自転車のながら運転に対する罰則が、11月から強化されました。他方、歩行者のながらスマホは相変わらずよく見かけます。電車に乗ると、ほぼ7~8割の人がスマホを見ています。 スマホとイヤホンは、いつどこ... -
「神の国が近づいていると悟りなさい。」降臨節第1主日
執事 ステパノ 髙野 洋(ルカによる福音書 第21章25節-31節) 聖書日課がⅭ年に変わり、イエス様のご降誕を待つ期節になります。イエス様は、神の国が近づいているときの徴を弟子たちに語ります。その徴は「海がどよめき荒れ狂う」、「天体が揺り動か...