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「好機到来の期節」
司祭パウロ窪田真人沼津聖ヨハネ教会牧師伊豆聖マリヤ教会管理牧師 【大斎節第1主日】 イエスさまの洗礼は、新たな出エジプトの始まりを意味します。今、神はご自分の民を、ファラオの奴隷からではなく、罪と死の奴隷から導こうとされています。旧約聖書の... -
欅の坂みち 2024年1月
+主教イグナシオ 【欅の坂みち 2024年1月号】 毎主日の説教や勧話の準備は、教役者にとって必須のもので、主日の夕方はヤレヤレと思うのですが、それは次の主日の説教準備の始まりでもあります。 私は、ひとつのことに時間が掛かってしまうので、火曜日... -
「光は暗闇の中で輝いている」
主教イグナシオ入江 修 【クリスマス・メッセージ】 自然界は強いものが生き残り子孫を残すため、日々、生存競争が繰り返されてきましたが、私たち人間も同じように強さに憧れ、自らが力を持つことに執着し、今なおそれを求め続けています。 力による支配... -
欅の坂みち 2023年12月
+主教イグナシオ 【欅の坂みち 2023年12月号】 十月七日、パレスチナの武装勢力ハマスが、ガザ地区からイスラエルに向けて多数のロケット弾を発射した上、イスラエル領内に越境攻撃を行い、多数の人を殺害し、また人質として連れ去りました。イスラエル... -
「救い主を迎える人生逆転」
司祭テモテ姜 暁俊小田原聖十字教会牧師秦野聖ルカ教会管理牧師 【降臨節第4主日】 私が千葉に留学していた時、日本人の友達が一人いました。韓国ドラマが大好きな友達で、ある日その友達が私に聞きました。「ねえ、ドラマの名前を思い出せないけど、女性... -
欅の坂みち 2023年11月
+主教イグナシオ 【欅の坂みち 2023年11月号】 親が自分の子どもを虐待するニュースを耳にするたびに、いたいけな子の痛みや苦しみを想像すると、孫たちの顔が脳裏をよぎっていたたまれない思いになります。 本来、人間も含め生きものにとって子孫を残す... -
「十人のおとめ」のたとえ
司祭パウロ真野玄範立教英国学院 【聖霊降臨後第24主日(特定27)】 イエスは弟子たちから「あなたが来られて世の終わるときには、どんな徴があるのですか」と問われて、戦争、飢饉、地震など、人々が世の終わりの徴と見るようなことを列挙し、そうしたこ... -
「自分を無にして」
司祭ダニエル竹内一也横浜山手聖公会牧師 【聖霊降臨後第十八主日(特定21)】 「キリストは神の形でありながら神と等しくなることに固執しようとは思わずかえって自分を無にして僕の形をとり人間と同じ者になられました。人間の姿で現れへりくだって、... -
欅の坂みち 2023年10月
+主教イグナシオ 【欅の坂みち 2023年10月号】 この教区報が届くころには、この暑さも収まっているでしょうか。九月に入っても関東では相変わらず、連日猛暑が続き、熱中症情報サイトからは、外出を控えて運動は中止するようにという呼びかけが届きます... -
欅の坂みち 2023年9月
+主教イグナシオ 【欅の坂みち 2023年9月号】 今朝(7月31日)、空を見上げると、真っ青な空にうろこ雲が広がっていました。明日からは8月、二つの原爆被爆記念日と終戦記念日を迎えます。連日35度を超す猛暑が続き、まだ立秋前ですが、それでも季節は私... -
「罪の赦し」
司祭ダビデ島田征吾平塚聖マリヤ教会牧師大磯聖ステパノ礼拝堂管理牧師 【聖霊降臨後第十六主日(特定19)】 ペトロは、「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯したなら、何回赦すべきでしょうか。七回までですか。」とイエス様に尋ねました。当時のユダヤ... -
欅の坂みち 2023年8月
+主教イグナシオ 【欅の坂みち 2023年8月号】 主日に巡杖から戻り、その夜、大河ドラマを見るのは一つの楽しみです。内容によって必ずしも毎年、見ている訳ではないのですが、戦国ものは、その一つの判断が生死を分けるような場面がしばしば登場するせい...